わたしの目は被害者の目 わたしの手は加害者の手

『なるたる』読んできましたー。10巻……の途中まで。
うん、大丈夫だよ。噂通りの素晴らしいハートフルボッコだったよ＾＾
色々聞いてから読んだぶん覚悟ができてましたから！可愛い絵に騙されたりなんかしなかったから！
それにしてもアレだったけど…。偶数巻は鬼畜って言っても6巻はあんまりにアレだったけど…。
1巻とかはまだまだ普通なんですよ。元気な小学六年生の女の子が"ホシ丸"という不思議な生き物を手にいれて、さぁ冒険の始まりだ！的なね。…ね。
その後の展開がエグいのなんの。ミミズジュースとか試験管とか何やってんのかと。お前ら小学生なんじゃないのかと…！
ほんのひとときだけシイナと鶴丸とのり夫が擬似兄弟(妹)みたいで可愛くて激しく和んだものの、のり夫が大変なことになりそうな今そんなことは言ってられない。まぁそもそも鶴丸も何か含むことがあってシイナと親交深めてたのはわかってるけどさぁ。
あああ…のり夫は大丈夫だろうか。大丈夫じゃないだろな。10巻途中で投げてこなきゃよかった(ノд｀゜)
この漫画でこんな展開になったらああなっちゃうよね…大体読めるよ。誰か助けに来いよぉぉォオ望みは薄いけど明ちゃんだけが頼りだよぉぉォオ！鶴丸の竜の子はなにしてんだ…ちくしょうちくしょう。
普通に殺してくれればまだマシなのにそうしてはくれない、それがなるたるクオリティ。リョナ的展開は本当に絶対に嫌だ…せめてのり夫はやめてくれ…のり夫は…！
もう癒しなんてシイナのお父さんしかいない。パパかっこいいよーっ！

最終巻付近の作者の病み具合はヤバイ、ともっぱらの噂ですが、12巻完結だから10巻は最終巻付近と捉えてよろしいのだろうか。まさかのり夫あたりからがヤバイのだろうか……逃げてー！のり夫逃げてー！！

タイトルだけ聞くと可愛い響きだよね…『なるたる』。でもこれ略称なんだ。
正式名は『骸"なる"星 珠"たる"子』
かっ…かわいくねぇー！詐欺だ！

そしてこの作品アニメ化されてなんとキッ○ステー○ョンで流されたらしいです。
なん……だと……！？
子供駅の人たちがなに考えてるのかわかんないよ…子供に見せていいアニメじゃねぇよ！だいたい、子供には試験管のアレとか全く意味不明だと思われます。一緒に観てる親御さんがあわてふためくと思われます。

ということで御覧のとおりエグさが半端ないなるたるですが、話の本筋とか伏線のちりばめかたとか心理描写とかもしっかりしてて凄い。
病んでるのは子供だけじゃない。汚いのは大人だけじゃない。
様々な傷を負った様々な子供がふと大きな力を持ったら、一体何を望むのか、どんな行動を起こすのか。
中途半端なメルヘン設定を最大限に活かして世界規模で少年少女の心理がせめぎあう、ついでに自衛隊とかもせめぎあう！
……みたいなね。
「世界に合わせて自分を削るか、自分に合わせて世界を削るか」
みたいなね。
そういうでっかいテーマに自分の性癖をまぜこぜしたら出来た漫画なんだよね！
わかるわか……わからん。
加えてサブタイトルもかなり秀逸なんですよ。私がぱっと目についたのはこの記事のタイトルとか。ひろちゃん…
あと機械のデザインも凝ってる。よくわからんが凄い！好きなんだね。
なるたる読んでると『ぼくらの』のほうがマシだよなぁ…としみじみ思う。作者丸くなったんだね。丸くなってもアレだけどね。


続きを読めるのがいつになるか不明なので、とりあえずのり夫の無事を願って。のり夫ー！